お役立ちコラム
column
住みながらリフォームは可能?具体事例やメリット・デメリットも解説
2023年08月17日
リフォームをする際、仮住まいを探すとなると費用も余分にかかります。
「住みながらリフォームできないか」と考えている方もいるでしょう。
リフォームは、住みながらできるものとできないものがあります。
今回は、住みながらリフォームできる事例とできない事例をメリット・デメリットと共に解説します。
住みながらリフォームできる事例3選
最初に、住みながらリフォームできる事例を3つ紹介します。
リフォームと一口にいってもいろいろな種類があるので、リフォームの内容を業者と相談する際に住みながらの工事が可能か、確認するとよいでしょう。
1.部分的なリフォーム
屋内のリフォームでも部分的なものなら住みながらでも可能です。
トイレやお風呂、キッチンなど生活に必須の設備のリフォームでも、全部一度に行わなければ住みながらできます。
例えば、トイレの交換だけならば1日で済みます。
キッチンやお風呂など交換に数日かかるものでも、その間だけ銭湯を使ったり外食したりすれば住みながらリフォームできるでしょう。
このほか、部屋のリフォームも1部屋だけであれば、荷物を移すなどして住みながらでも可能です。
2.短期間で終了するリフォーム
リフォームの期間は種類によって違います。
小規模なリフォームならば、半日程度で住む工事もあります。
半日~1日、長くても1週間程度のリフォームならば住みながらでも十分にできるでしょう。
なお、トイレは数時間でも困る場合もありますが、トイレが複数ある家ならば1か所が数時間使えなくても問題ありません。
ただし、壁や窓を一度壊すなど防犯上問題があるリフォームの場合は、短期間でリフォームが終わる場合もホテルに泊まったほうがいいでしょう。
3.家の外部のリフォーム
外壁や屋根の塗り替え、ベランダの取り替えなど家の外部のリフォームは、住みながらでも問題なくできます。
ただし、壁や屋根の塗り替えの場合は足場が組まれ、窓をすべて養生するなど普段通りの生活ができなくなります。
エアコンは問題なく使えますが、洗濯はコインランドリーに通う必要が出てくるかもしれません。
また、足場がある分外部から侵入しやすくなるので、防犯対策が必要です。
住みながらリフォームできない事例3選
次は、住みながらリフォームできない事例を3つ紹介します。
どのようなリフォームが家移りが必要なのか、知りたい方は参考にしてください。
1.規模が大きいリフォーム
リノベーションのような大規模なリフォームは、住みながらは行えません。
また、水回りを一度にリフォームする場合も、住みながらは難しいでしょう。
家の複数箇所を一度にリフォームする場合は、一時的に別所へ移ったほうがかえってリフォームが早く終わるケースもあります。
どのくらい家移りすればいいのかは、リフォーム業者と相談してください。
そのうえで、仮住まいを決めましょう。
2.騒音が大きなリフォーム
短期間で終わるリフォームでも、騒音が激しいリフォームは住みながらでは難しいでしょう。
短期間で済み、工事は日中だけでも大きな音はそれだけで神経に障ります。
自分は耐えられると思っても、いざ工事が始まったら困難になるケースもあるでしょう。
工事の説明を受ける際「大きな音がなります」とリフォーム業者にいわれたら、仮住まいを検討してください。
3.ホコリが激しくたつリフォーム
ホコリが激しくたつリフォームも、住みながらでは難しいでしょう。
どのようなリフォームを行えばホコリが激しくたつかは一概にはいえません。
まずは、リフォーム会社と相談してください。
しかし、築年数がたった家屋をリフォームするほうがホコリはたちやすい傾向にあります。
特に、壁を壊すようなリフォームはホコリがたちやすいでしょう。
また、アスベストが含まれている建材を扱う場合は、その場にいられません。
問答無用で立ち退きが必要です。
住みながらリフォームするメリット・デメリットを解説
最後に、住みながらリフォームを行うメリット・デメリットを解説します。
メリットだけでなくデメリットも理解したうえで、住みながらリフォームするかどうかを決めましょう。
住みながらリフォームするメリット
住みながらリフォームすれば、引っ越しや仮住まいの費用がかかりません。
少人数で近場でも引っ越しをすれば、1回あたり10万円以上の費用がかかります。
仮住まいも、1か月数万円~10万円程度の費用が必要です。
住みながらリフォームすれば、20~30万円の費用が節約できるのは大きいでしょう。
また、引っ越しとなれば、手間もかかります。
リフォームの打ち合わせだけでも大変なのに、引っ越しの手配も必要です。
その手間がかからなければ、かなり楽になるでしょう。
住みながらリフォームするデメリット
住みながらリフォームするデメリットとしては、騒音やホコリが気になる、常に人がいるので落ち着かないといったものがあげられます。
リフォーム業者も人が住みながらのリフォームは慣れており、礼儀正しい態度を取ってくれますが、気になる場合もあるでしょう。
また、工事が始まる前までは「人がいても気にしない」と思っても、いざ工事が始まったらやはり耐えられずに急遽ホテル暮らしを決意したといったケースもあります。
まとめ
今回は、住みながらリフォームするメリット・デメリットや判断基準などを紹介しました。
住みながらリフォームを行うと経済的な負担は軽くなりますが、その代わり心理的な負担は増す傾向にあります。
メリットだけでなくデメリットも把握して、どちらにするか決めましょう。
迷った場合はリフォーム会社とも相談してください。